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Geosat衛星の毎月の有義波高分布から、衛星の観測寿命の尽きてきた1989年4月頃から、データ欠落部分(図で黄色で表した範囲)が生じ、月が進むにつれその範囲が拡大した。1989年9月の観測は大部分のデータの取得が出来ていない。
TOPEX/Poseidon衛星は、1995年12月現在、順調なデータ取得である。
3.1.2 波浪推算モデルによる波浪
図3.3に気象協会波浪推算モデルにより計算した、全球の波浪分布を示す。図3.3は1年間の有義波高平均値を現わしたものである。期間は1980年から1994年の15年間である。
図3.3から、
1)高波高域は北半球、南半球それぞれに存在し、その位置も30〜60度の中緯度帯にあること。
2)大陸の東側海域では波高が小さく、大陸の西側海域で波高が比較的高いことが示される。
3)北半球の太平洋、大西洋では高波高域が、海洋の東寄りに位置する。
4)波高の小さい海域は、カリブ海、南シナ海、北インド洋、地中海など、低緯度海域である。
5)太平洋赤道域東側では、比較的波高の高い期間と、低い期間が交互に現れている。波高の高い年は1981.1982.1983.1993.1994年であった。この海域で波高の小さい期間では、北太平洋の高波高域の面積が小さい傾向が見られる。

 

 

 

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